(2022年リフォーム竣工/竣工当時築19年)

#04 ある事業家の別邸

ある事業家の別邸。
この部屋は親交の深い特別な知人やビジネスパートナーを心地良くお迎えするためのレセプションルーム、遠方からの来訪者のためのゲストルームなど様々な用途での利用を想定している。

この計画におけるインテリアを構成するための主な要素は、イタリアに拠点を持つ世界的家具ブランド『Molteni&C』と、同じくキッチンブランドの『Dada』であり、彼らの完成度の高いデザインにその多くを委ねている。

そこに平面と立面に規律を加え、一つ一つのアイテムを更に際立たせるよう、周囲との意匠的な納まりや、機能的な関係性に充分な配慮をしながら、統一感のある空間に仕上げている。
施主の趣味で、じっくり時間をかけて集められた端正な調度品やアートの数々が、照明に照らされたガラスショーケースに整然と納められることで、空間をより一層引き立たせ、彩りを加えている。