リフォーム実例:case14 北欧スタイルで演出し、“好き”に囲まれた暮らしを楽しむ住まい
広い土間と多目的収納を新設。すっきりと暮らせる住まい
基本DATA
- フルリフォーム
- 東京都・O様邸
- 築年数
- 20年
- 間取り
- 3LDK→1LDK+WIC
- 延床面積
- 79.58㎡
O様のお住まいは、2003年に新築で購入したマンション。設備などが傷んできたこと、また、O様の定年をきっかけに、夫婦二人が快適に暮らせる空間をつくるためにリフォームを計画されました。「LDKを広くしたい」というご要望には、LDと洋室を隔てている壁の撤去と廊下の一部を取り込むことで、ワンルームの広々としたLDKに。窓際に小上がりの畳コーナーも設置しました。また、玄関付近の洋室と納戸を利用して、広い土間と多目的収納を新設し、モノがすっきり片付く住まいに。内装は、フィンランドに住んでいたこともあるご夫妻の好みを反映し、北欧スタイルで演出。お部屋ごとにいろいろなデザインの建具を採用し、遊び心あるアクセントクロスを用いるなど、ご夫妻の“好き”をたっぷり詰め込んだ住まいとなっています。
ご要望ポイント
リフォームポイント 01 洋室のひとつと廊下の一部をまとめることで、23.5帖の広さを持つリビングダイニングを実現
既存のリビングダイニングは約11.4帖あり、洋室が隣接していました。「洋室の前に廊下があり、狭く、圧迫感があったのです」とO様。そこで、リビングダイニングと洋室の間の壁を撤去し、廊下の一部を取り込むことで23.5帖の広々としたリビングダイニングを実現。天井を折り上げることで、開放的な雰囲気も演出しています。リビングダイニング西側の窓際には、奥様のご要望で小上がりの畳コーナーを設置し、下部を収納としました。古い天井埋め込みエアコンの配管を切り回し、壁掛け式エアコンに変更。その際、エアコンが目立たないように格子で目隠しするなど意匠性にもこだわっています。
Before
After
リフォームポイント 02 収納を充実させるために、玄関と寝室を利用して広い土間と多目的収納を新設
収納を充実させることも、今回のリフォームの目的でした。そこで玄関と寝室として使っていたスペースを利用して、土間とそこからつながる多目的収納=ウォークインクロゼット兼納戸を実現。土間にはゴルフバックを、多目的収納には棚やポールを設置し、衣類をはじめ様々なモノをたくさん収納できるようにしています。新たに寝室として使用する北側の洋室には、デスクカウンターと書庫、ベッドサイドには本棚も造作。モノの“居場所”を必要な場所に必要なだけ設けることで、すっきり片付く住まいを実現しています。
Before
After
マンション管理会社のグループで、以前も同社にキッチンのリフォームを依頼しました。今回のフルリフォームは5~6社を検討しましたが、管理会社とのグループ連携が期待できる三菱地所のリフォームに落ち着きました。 完成後も「ああしたい」、「こうしたい」と何かと気軽に相談できることも依頼の重要なポイントでした。 天井埋込形エアコンの配管を上手く改修した開放的なLDK、玄関から広がる土間と多目的な収納の快適さはもちろん、北欧テイストのアクセントクロスを採用するなど、自分たちの“好き”を随所に反映した住まいで暮らしを楽しんでいます。 (Oさん談)
O様は建築のプロで、図面を読み取って空間をイメージすることができるため、打ち合わせがスムーズに行えました。ご夫妻と一緒に目指したのは、北欧スタイルとビンテージアイテムを取り入れたインテリアで、バリアフリーなど将来も視野に入れた、ゆとりの空間を実現することでした。洋室と廊下の一部をリビングに取り込み、LDKを広々とした快適な空間に。モノに合わせた沢山の収納スペースを確保してすっきり暮らせるようにしたのもポイントです。浴室も広げ、ベンチ&ミストサウナ付きのリラックス空間も実現。北欧テイストのアクセントクロスを随所に使用した住まいは、素敵な暮らしを演出しています。O様宅のリフォームは、一般的な概念にとらわれないインテリアの選択を楽しみ、“好き”を詰め込んだ家づくりの参考になるのではと考えています。